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うんちのこと

赤ちゃんやお子様の「うんち」は、体調を知る大切なサインです。生活習慣や発達の過程、体質によって、便秘、下痢、色やにおいの異常など、さまざまな症状が現れることがあります。当院では、適切な診断と治療を行い、一人ひとりに合わせた治療とケアを提供しています。症状の感じ方や現れ方は個人差があります。気になる変化があれば、早めのご相談をおすすめします。気になることがあればお気軽にご相談ください。

よくある「うんち」のトラブルとその原因

1.便秘ぎみでうんちがなかなか出ない

赤ちゃんや子どもの便秘はとても多く見られます。離乳食の始まりや食事内容の変化、水分や食物繊維の不足などがきっかけになることが多いです。トイレトレーニングの時期には、排便への不安や緊張から「がまん」してしまうこともあります。また、過去に排便時に痛みを経験していると、「また痛いのでは」と感じて、自然とうんちを避けてしまうようになることもあります。

2. 硬くてコロコロしたうんち

便が腸内に長くとどまって水分が吸収されすぎると、硬くてコロコロしたうんちになります。腸の動きがゆっくりだったり、排便をがまんする習慣があったりすると、こうした便になりやすくなります。お食事の内容や生活リズムも関係しており、朝食を抜いていたり、活動量が少なかったりすることも影響します。

3.下痢やゆるいうんちが続く

下痢の原因の多くはウイルスや細菌による感染症です。一時的なもので自然に治ることもありますが、長く続く場合には注意が必要です。また、食べ物のアレルギーや乳糖不耐症(ミルクや乳製品に含まれる乳糖をうまく消化できない体質)など、消化機能が関係していることもあります。ストレスや環境の変化で腸が敏感に反応しているケースもあります。

4.色やにおいが気になる

うんちの色は食べたものや消化の状態によって変わりますが、中には注意が必要な変化もあります。黒っぽいうんちは鉄剤を飲んでいる場合によく見られますが、消化管の出血が原因のこともあります。白っぽいうんちは、胆汁の流れがうまくいっていないサインかもしれません。また、うんちのにおいが極端にきつくなるのは、感染症や消化不良が関係していることもあります。

5.うんちのときに泣く・いきんでも出ない

排便時に泣いてしまう場合、便が硬くて痛みをともなっていることがよくあります。肛門のまわりに小さな切れ目(裂肛)ができていたり、うんちが詰まってしまっているケースもあります。こうした経験を繰り返すと、「排便=痛い」と感じてしまい、さらに便秘が悪化するという悪循環に陥ることもあります。

当院の診療内容と特徴

1.丁寧な問診と診療

症状の経過や生活リズム、食事の内容などを詳しくお聞きします。そのうえで、お腹の触診を行い、便がどの程度たまっているかを確認し、原因をできるだけ明らかにしていきます。症状や年齢に応じて整腸剤、便をやわらかくする薬、坐薬や浣腸などを使い分けて行います。

2.ご家庭でのケアもサポート

治療と並行して、便秘を繰り返さないための生活習慣の見直しも大切です。保育園や幼稚園の環境に合わせた対応も一緒に考えていきましょう。ご家庭での坐薬や浣腸の使い方も丁寧にアドバイスいたしますので、初めての方でも安心してご自宅でのケアができます。

3.個別対応の安心感

お子様一人ひとりの症状や年齢、生活スタイルに合わせた診療を心がけています。保護者の方が不安を感じることなく、治療を受けられるよう、わかりやすい説明を徹底しています。

症状が気になる時は、お早めにご相談ください

お子さんの「うんち」にまつわる困りごとは、毎日の生活に直結する大事なテーマです。「これって普通?」「病院に行った方がいい?」という段階でも、どうぞ気軽にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 便秘気味ですが、すぐに受診した方がいいですか?

A.2〜3日うんちが出ていない、排便時に痛がる・泣く、便がとても硬くてコロコロしているといった場合は、早めの受診をおすすめします。放っておくとますます出づらくなり、悪循環に陥ってしまうことがあります。当院ではお子さんの状態に応じて、内服薬や坐薬などを使いながらやさしく治療を行います。

Q2. 家での浣腸や坐薬の使い方が不安です。

A.当院では、必要に応じて看護師が坐薬や浣腸の使い方をわかりやすくご説明しています。使用するタイミングや注意点、ご自宅での姿勢など、実際の使用を想定しながら丁寧にアドバイスいたします。はじめての方でも安心してケアが行えるようサポートしています。

Q3. うんちが黒かったり、白っぽかったりします。大丈夫でしょうか?

A.便の色は、食べ物や薬の影響で変わることもありますが、黒っぽい便は消化管からの出血、白っぽい便は肝胆道系の異常が疑われることもあります。一度の変化であれば心配ないこともありますが、繰り返し見られる場合は早めにご相談ください。

Q4. トイレトレーニングがうまくいかず、うんちをがまんしてしまいます。

A.排便に対して不安や恐怖心があると、うんちをがまんして便秘が悪化することがあります。まずは、「出せた!」という成功体験を増やすことが大切です。当院では、心と体の両面からお子さんをサポートし、必要に応じてお薬の補助や生活リズムの整え方などもアドバイスしています。

Q5. 下痢が続いていますが、病院に行くタイミングがわかりません。

A.1日に何度も水のような便が出る、発熱やぐったりしている、脱水が心配な様子がある場合は、早めに受診してください。下痢が数日以上続く場合や、食事をとれない状態が続く場合も受診をおすすめします。当院ではウイルスやアレルギーなどの原因も考慮しながら、必要な検査や治療を行います。

Q6. 予約は必要ですか?

A.予約なしでも受診可能です。混雑時にはお待たせすることもありますが、ホームページ、電話、LINEからの事前予約もご利用いただけます。キッズスペースやだれでもトイレもありますので、赤ちゃん連れでも安心して来院していただけます。

Q7. 感染症が心配です。うんち以外にも風邪症状がありますが受診できますか?

A.当院では、発熱や風邪などの症状があるお子さんには診察室を分けてご案内しております。うんちのご相談とあわせて、風邪症状などほかの症状についても受診可能ですので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

ご不安なことがあれば、どんな些細なことでも構いません。
「うんちのことだけで受診してもいいのかな?」という心配はいりません。気になる変化があれば、お気軽にご相談ください。

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